レビュー一覧

絶賛されていたので１巻無料の際に１巻だけ読み、あとはあらすじを調べました。副題に「小説家になる方法」とありますが、小説家になる方法は載っていません。内容は「天才小説家響の人生」です。主人公は共感力やコミュニケーション能力に乏しく、精神的にも肉体的にも他人の痛みを感じることがなく、良心に欠けており犯罪行為を厭いません。なのに書く小説は天才的で読者を魅了せずにはいられないようです。この設定に無理があり、主人公に全く感情移入できず嫌悪感しかありませんでした。小説家は人の内面を言葉にしなければならないのに共感力や想像力の欠けていても成立するのでしょうか。芸術家には社会性が低い方も多いかもしれませんが、この主人公は人間的な魅力もなくちょっと違うと思いました。

ちょっとでも文学や小説、出版業界について知っている人は読まない方がいいと思います。 小説や出版業界をテーマに扱っているようですが、作者は恐らくほとんど何も知らないのでは？小説もあまり読まないのでは？？という感想でした。 芥川賞と直木賞について説明しているところも、ただの一般論に加えて「身の回りの出来事を扱うのが」とか言ってますが違います。大衆文学と純文学の違いをきちんとわかっていないのであれば、ダブル受賞だってそりゃさせるよなと言う感じでした。 また、冒頭に「第二の太宰が出てこないかな」というようなことがありましたが、ここでベテランの人が求める人物像が太宰なの？という違和感。 加えて、主人公を発掘する編集者が「革命を起こせる小説」とした主人公の小説のあらすじはありきたりな、紋切り型のもの。もちろん良い小説だった可能性はありますが、「革命」は違うのでは。 主人公は自分の世界と外の世界との違いに我慢ができない、故に暴力をふるってしまう、みたいな描写がありましたが、その差異を受け入れて、それを書くのが文学ではないんですか。我慢ができずに暴力をふるうような思慮の浅い人に、練られた文章が書けるとは思えません。 他者への態度やあらゆる点において敬意を持てない主人公。破天荒であることを強調したいのかも知れませんが、これは破天荒なのではなく、小説家なのに周りのことを観察もできないただのおバカさんです。 全体として、文学や出版業界をちょっと馬鹿にしているなと思い、腹が立ちました。

主人公に全く共感できない。小説の才能がある変人を描きたいのはわかるが無料分の途中で断念。漫画として続きを読みたいと思えなかった。

主人公が自分中心であまり良い気で読めませんでした。

主人公に魅力を感じられませんでした。特に、序盤の本棚を倒すシーン。腹が立って仕方ない。エロでもグロでも無い作品でこんなに拒否反応を起こすとは思わなかったので、驚きです。

人の物・公共の物に対しても自分のこだわりが通用しないのが我慢できないのは「障害」だと思うんですけどね私は。そういう人の中には芸術方面に抜きんでた人も居るよ、という漫画だったら納得したよ？でも、ただ設定として主人公が小説家として天才であるというのが先にあるだけで、どこにその片鱗があるのかうかがわせるような描写は皆無だし、読者の共感も関心も得られる内容ではない…大体初対面の年長者に向かって呼び捨てとか、常識がないにもほどがある。大体自分のリアル周辺にこんな人居たら絶対嫌ですもん。多分、何でブチ切れるか分かんない（こだわりが他人には見えないから）危ない人として距離を置くだろうな。一般的には不愉快な性格であろう主人公が天性の才能でありえない破格の出世をしていくのが爽快、という希少な読み手さんの一部にはドハマリするのかもしれない。けど私には理解できませんでした。

1巻無料から続巻のサンプルを読んで、5巻までいっきに借りてしまいました。最初、主人公の見た目（地味）と違う破天荒というか危ない感じ＋周りが認める才能（天才）がツボりつつ、サンプルの気をひく寸止め具合にひかれて、あるだけ借りて読んでしまいましたが・・・ここまでくると、その性格が鼻についてきました（笑）なんというか、読んでる時はそこまで思わなかったのですが、読感後じわじわと「いや、言ってることとやってること、そこまで違うくなるってどうよ？」と気づいてしまったら、主人公が気持ち悪くなってしまいました・・・。もともと暴力的だったり話わからない系のキャラならまだしも、「わかってる」といいながら、「これは違う」って殴ったり蹴ったりするのは、完全に病気というか、天才を凡人が理解できないをやろうとして、変な方向いっちゃったんじゃと勘ぐってしまいました。続きが気にならないわけではないのですが、読感がモヤモヤするかと思うと、レンタルするのがためらいます。

解りにくい、いや、解らない。何が描いてあるのか何を言いたいのかさっぱり解らない。★4のレビューがある辺り、読み進めれば面白さも見えてくるのだろうが。惹きつけられる、先を読みたいと思える要素が全然ない。ありえない事件が描いてあるのに事件に見えない。場面が切り替わるたび別な話に見える。絵が自分に合わないのか。評価できる点がない。

なかなかクセの強い漫画ですね。ストーリー的には物珍しさは無いけど、何せ登場人物のクセが強い。クセと言うよりアク…えぐみ…の方が近いかな。その他の登場人物もなかなか。登場人物の誰一人として感情移入したり、好感を持ったりできないまま1巻目を読み切ってしまいました。なんでこの主人公をヤンデレ気味に溺愛している幼馴染がいるのだろう？なんでヤンキーがあんなことくらいで素直に言うこと聞くんだろう？進学校でも理性があっても関係なかろう。関わり合いになりたくないから出来るだけ近付かないと思うんだけど…。この先、魅力的な部分が見えてくるのかもしれませんが、続きを読むにはかなり勇気がいる作品でした。

こんな主人公を育ててきて、ご両親はさぞ苦労しただろうな…が、最初の感想でした。笑小説好きな女子高校生が、小説家になり、その小説で多くの人の人生観を変えていきます。また、その才能ゆえに、親友との溝も…。天才的な主人公が小説家になる話しで、恋愛も絡めつつ、そんなに特殊なストーリーではないですが、主人公を含め、キャラクターが濃いからか、とっても楽しめました。天才となんたらは紙一重な主人公と、その主人公を熱烈に愛してやまない、変態な幼馴染との恋模様も気になります。笑