レビュー一覧

絵が好みで思わず手に取りました。ところどころ線が複雑でわかりにくいところもあったのですが、重厚な映画を見たようでした。

いやー、凄まじい作品です。というか戦乱の時代が凄まじいというべきか。その凄まじさをあますところなく表現している作者の画力に脱帽です。一般受けはしないとレビューにありましたし、確かにそうだと思うけど、私は出会えてよかったと心底思いました。表題作の「仏師」で問いかけられる「なぜ生まれた？なぜ生きねばならない？」「死ぬのは怖い、でも生きるのはもっと怖い」というのは私も長年抱いてきたことですから。仏師である魚人の最後の表情がわずかに救いになりました。あと、耶斗姫のモデルってお市の方かな？と思いました。表題作以外はそこまで重くなく、サラッと読めます。

この作者の初めて、出会ったのがコミックサイズのこの作品でした。激し筆致に惹かれて、購入しました。人間の汚さ、残酷さ、いくばくかの優しさ。その世界観が、自分は好きです。

切なくていい話だった。画も派手さはないけど好みです。この人の作品、もっと読みたいです。

興味深い表紙に惹かれて読んで見ましたが微妙でした。絵は上手ですがストーリーが分かりづらかったです。

表紙絵に惹かれ、キャンペーンに乗じてお借りしました。中々の読み応えがあり、張り詰めた空気のようなものを上手く表現されていると思ったのですが、折々一人合点のような、取り残された気持ちになったのも事実です。切れ切れの断片を、こちらの裁量で繋ぎ合わせることを前提にした作品にも思えたからです。表現手段が漫画である以上、もう少し伝える努力をして頂きたかったかなぁ、と。個人的な好みの問題で、標準以上の作品であることは間違いありません。そういう意味で、星1つマイナスさせて頂きました。

白と黒だけで織り成す無駄の無い一コマ一コマ。奥の深い主題、あえて描かない事で伝わってくる世界に圧倒されました。ただ万人受けする作品では無い様に思います。

墨で描いたような独特な絵で見入りました。ストーリーは好みが分かれると思います。

絵の雰囲気がすごく良かった。シャープな感じが戦国時代と合っていて良かった。話は深くて何度も読み返したい話だった。

花狂いが面白かったので、こちらも読んでみました。あからさまなお化けは出てはきませんが、業の深いお話しです。