レビュー一覧

ばら売りされていた時からコミックス版を待っていました。痛々しい扉絵（ばら売り版の表紙）ですが、内容に流血はほとんどありませんのでスプラッター系が苦手な人も安心して読めます。ただし行為自体はえぐいですから、このあたりは嫌な人がいてもおかしくありません。今の日本でなければ海外や大正・江戸といったロマンチシズムの介入する余地のある時代が舞台にされ、キャラクターも「五体満足な」美少年になりがちなBLにあって、同性愛・障がいという二重の偏見（1970年代という設定ではありますが、現在でも決して無縁ではありません）にさらされる主人公というのは珍しいのではないでしょうか。独特の設定を十全に活かしきれているか、となると深める余地はさらにあったかもしれませんが、このような作品を生み出した作者の労力に敬意を表したいと思います。

ちょっと無理やりかんはありましたが幸せになってよかったー！

障害者ゆえに村八分にされていた攻めに、父親の敷いたレールの上を生きている事に対する反発心から、攻めの家に通うようになった受け。父親の決めた結婚をする事を攻めに報告した事をきっかけに2人の関係は変わり、監禁調教陵辱の日々に。。監禁した時は突然で攻めの心理描写が殆ど無いために違和感がありましたが、読み進めると攻めの育った家庭環境、受けへの気持ちなど、彼なりの考え方ゆえの行動に納得出来ました。受けの抵抗や受け入れるまでの流れがきちんと描かれているので、無理なく読めました。陵辱シーンが無理な人でも読む価値はあると思います。最後ハッピーエンドになってるので、救われます。

暗い、暗い、暗い、華がない。最後だけ救いありかな。

S攻め嫌いな方には、無理ですね。主人公の懐の深さ、素晴らしい(ノ*゜▽゜*)

監禁、調教が地雷の方にはお勧めしません。最後はハッピーエンドですが、受け＞攻めへの「自分の恵まれた立場と生活を捨てても良い」と決断できるほどの愛情が、いったい何処で生まれたのかイマイチ解りにくかったので（完全に嫌がってたし）相思相愛に持って行くにはちょっと無理矢理感がありました。監禁の最中にもう少し魂の触れ合いというか、お互いの愛が深まっていくようなくだりがあったら良かったのかな。あとネットショッピングもない昭和50年代田舎の設定で、障害者で家に閉じこもりきりの流（攻め）はいったいどうやってあんなイケナイお道具を手に入れたんだろう？と変なところが気になりました（笑）

ふと目にして読んでみたけど、思ってたのと違って途中病んでると見えた流が、本当は純粋でかわいそうだった。聖が流を好きになったというのは唐突なかんじだけど、最後に流の思いが報われたのが嬉しかった。最初は徐々に読むのに抵抗感が湧いたけど、後半ほろりとさせられハピエンで終わってよかったです。ちょっといろいろなことを考えさせられた作品でした。

ついていけませんでした。世界観もよく分からないし。なんでいきなり好きになってるのかも分からないし。最後ハッピーエンドで、いちゃいちゃされても、その前の様子とがらっと変わりすぎてついてきけず、後半は飛ばし読みしてしまいました。あと、個人的に男のくせに体の線が必要以上に丸っこいのが嫌。

受けがめちゃくちゃ拒絶してたせいか、エロがエロく感じられませんでした。受けも攻めも唐突に豹変して、ストーリーついていけなかったので、悪くはないんですが気持ちが盛り上がれませんでした。

分冊版持っていましたが、アフターストーリー目当てに購入しました。結果･･･二人のラブラブな姿が見られて良かったです。涙。