レビュー一覧

「人外BLの宝石箱 マージナルコミックス」だそうで。4つのお話ぜんぶどっちかが人外です。なかなかよかったんですが、なんでしょうね。なにかしらの痛みと引き換えに一応ハピエン。この「一応」が独特の余韻を生むんですが、ぜんぶのお話がそんなかんじなので一冊読み終えると余韻。。余韻。。余韻。。みたいなモヤっと感が。いまいちスッキリしません。わたしてきには表題作がいちばんよかった。豆腐になって反省するブヨブヨがかわいかった！けど、とろける描写がいまいち汚い。スライム感がほしいところ。個人的しゅみによりもうひとつかなという感じですが、目新しいかんじはあるので気に入るひとはたくさんいそうですね。

デビューコミックだそうですが、衝撃的な位上手です。病み系なのに暗くない。饒舌なようで煩くない。深いのに沈まない。いいものを読ませてもらいました。今後ずっと追いかけます。

こちらでもバラで配信されている4つのお話と、表題作の描き下ろしが収録されています。絵も表現ももう少しなところはあるのですが、何とも言い難い不思議な読後感のちょっと面白い作品。どれも人外もので、それ故に人間をとても愛おしい存在として捉えているのが際立ちます。こんなふうに作者さんの主張が伝わることってやっぱり大事だよなと、久々にそれを感じさせられる作品でした。

人外BLレーベル（マージナルコミックス）の短編集で、人間×謎の生命体プヨプヨ、天使x殺し屋、人狼xサーカスの踊り子、アンドロイドx人間（ペット）＋表題作の描き下ろしという構成。絵は決して美麗ではないけれども、ストーリーの雰囲気に合っています。人外BLとくればケモ耳、悪魔や魔物が多いのですが、一風変わった設定ばかりで登場人物、キャラみんながどこか歪んでいる… 言うなればダーク・ファンタジーBLかな。どのストーリーもこちらのイマジネーションを刺激されて、読み終わったあとちょっとその余韻に浸れる独特の読後感。そしてその歪んだもの同士がそっと寄り添って不思議な世界観を作り上げている印象でした。

斬新な題材だと思いました。短編だったので物足りないかな…ありきたりじゃないところは良かったです。

不思議な題材が多くて面白かったです。ただ他の方も書いてる通り、突然シーンが飛んだりするので？？？となりました。それぞれ細かい設定があるなら長編で読みたい作品もありました(アンドロイドのやつとか)

斬新でした、表題。短編集なんですが、その後編も入ってるのでまあ満足？スライム系の変身自在の生物？切ない恋愛ものですが、最終的にはハピエンです。

全部SFBLファインダーって感じで、なんかどす黒い余韻が心に残るなんとも言えない独特な読後感でした。

ハッピーエンドなのに哀しい。二人は幸せそうなのに、「ああ、良かった」と思えないのは何でだろう。そんな作品ばかりが4作入ってます。1つ1つのページ数は短いのに、それを感じさせない読み応えは、読後の後味のせいかもしれない。

おもしろかった。短編集でしたが、どれも読みごたえあり。ただし、めちゃくちゃ独特の世界感でした。明るくはないけど、暗いようなそうでもないような。不思議な作品でした。普通に飽きたひとにはいいかも！