レビュー一覧

めっちゃくちゃ久しぶりの新刊ということで楽しみにしていました。17話+おまけでボリュームたっぷり。不愛想で料理以外は全くダメですが腕は超一流のシェフ近森(可愛げあるツンデレ/表紙左/受け)と、横暴シェフ近森を受け止める超ハイスペックソムリエ梶(表紙右/攻め)。とにかくじっくり腰据えたストーリーなので、二人の気持ちに無理がなくて読んでてとても楽しいです。梶曰く近森は「超負けず嫌いなドM」なんですが、彼がすっごく可愛くてところどころ激しい萌えが。描き下ろしなんかドエロいのに笑えるとかもう最高。噴き出すところもたくさんあって、ホント面白かったです。

サンプルを見てチケ高いけど、思い切って購入しました。ページ数があるのに話に引き込まれ、一気読みしてしまいました。これから他の作品も読んでみようと思います。

おぉーなんだこの作品は！！！凄く長いしストーリーは重視すぎて途中まであれ？これBLじゃなくて料理漫画だっけ？と思うほどでしたが少しづつ2人の好きと言う感情が見えてきて後半はもう可愛らしかったです。欲を言えばもっと2人がいちゃいちゃしている姿を見たいー！丸々表題作なので凄く読み応えありました！

待ってました！個人的に川唯先生の作品の中でも1番と甲乙つけ難い良さ！フランス料理店のソムリエ×シェフ。攻めのソムリエ梶君は、ハイスペイケメンソムリエ。…だけでなく、最早お母さんです。梶君が居れば大丈夫！な安定感と安心感。受けは、そんな梶君が、べた惚れする料理を作る近森君。しかし、全部料理に才能を持っていかれた、料理以外はダメな近森君。そんな2人の日常を、個性ある登場人物を交え鮮やかに描かれています。2人のやりとりも空気感もお店の雰囲気も良く、先生のお仕事BL大好きです。毎回、今回も勿論、攻めがカッコ良くて、受けは普通に可愛いなぁ位だったのが、なんと！今回、受けが！凄く可愛いー！外見も性格も、意地っ張りで腕っ節も強く、ちょいヤンチャな感じなのですが、実は繊細でドMとか！…凄く良い！嬉しくても、哀しそうなのが切なくて、ズキューンと！…何回でも言いましょう！もの凄く可愛いと！個人的に先生の作品の中で受け部門第1位（笑）ストーリー満点、画力満点、構成満点、キャラ満点、文句無し大満足なのですが、もうちょっと…くっつくのが遅かったのであと1冊分位読みたい。続編大希望です。

この作者さん好きなのに、ずっと新刊出なくて心配してました。ついに出た新刊は、値段高めだけど、ボリュームあり、ついに出た新刊！でした。作者さんらしく、ゆっくり育む恋愛で、焦れったくなるところもあるけど作品全体が明るくて良かったです。最後のエッチもギャップ萌えでした。作者さんの辛い時期のことがあとがきにあり、本当にまた描いてくれて嬉しいです。次回作も楽しみに待ってたいです。

川唯東子先生、20周年おめでとうございます！本当に待ちに待った甲斐がありました。★５つじゃ全然足りないくらい、素晴らしい作品です。一瞬「あれ、値段が高い？」と思いますが、読めば納得です。ページ数もさることながら、内容の充実度・満足感がハンパないです。仕事上でお互いに信頼し合っているシェフ（近森）とソムリエ（梶）が恋人同士になるまでのお話ですが、とにかく近森がかわいくてかわいくて、悶絶です。川唯先生の今までの作品では、受けは可愛い系だったり美人系が多いのですが、近森は目つきが悪いし（でもめちゃくちゃカッコイイです！顔も髪型も靴下もツボです！）口も愛想も悪い上に乱暴ですぐ手が出る。何かあると梶を大声で呼んで用事をいいつける。でも時折見せる切ない表情で梶に恋しているのがわかります（でも梶は全く気付いていない）。梶は近森の料理にがっちり胃袋を掴まれているので、近森の我儘をきいてあげたりいろいろフォローしてあげたり。挙げ句の果てには酔って「俺はお前に惚れてんの」なんて言っちゃったりする。その後で「お前の料理が一番好き」だと言うのですが、これは近森かわいそう。好きな相手から無自覚に煽るような言動をされて一喜一憂するうちに、だんだん仕事にも影響が出始め、近森は梶と離れる選択をするのですが、近森の気持ちを知った梶は悩んだ末に近森の望む関係を作ろうとします。そう決めてからの梶がすごい！持ち前の柔軟性と切り替えの早さで、あっという間に近森のかわいいところを見つけたり、昼間は横暴な近森が実はMっ気があるということに興奮したりして、近森を「うちのシェフ」から「俺のシェフ」にしたいとまで思い始めます。もう、この二人は仕事でも私生活でも一生パートナーでいるってことだよね？そうであってほしい。書き下ろしの「夜になったらけっこーアレ」な近森の「どうだまいったか！」にはホントに参りました。近森かわいすぎる！あー、もっと読みたい。お話としては大満足なんですが、もっともっとこの二人がイチャイチャしてるところを見たくなります。近森が梶と幸せに暮らしてるところをずーっと観察していたいです。続編か、ショートでもいいのでまたぜひこの二人のお話を読みたいです！

う〜ん……梶がよくわからない。あまり魅力を感じませんでした。「雫 花びら 林檎の香り」の方が人物がみんな魅力的で好きでした。チケット高かったのに残念です。

もうこのまま連ドラの脚本になりますよね！というくらいの完成度。ＢＬの枠を超えて、お話として最高に面白かったです。川唯さんの作品は脇キャラも生き生きしていてすごくいい。画面にいないときもそれぞれの家に帰ってそれぞれの人生あるんだろうな、って想像できるくらい、人間が生きています。お仕事部分だけじゃなく、結構「入れなくてもお話は成り立つエピソード」っていうのが盛り込まれてるけど、それが二人の関係性を無理なく伝えてくる。性急に関係だけ結んでしまいがちな短編では得られない、贅沢な筋運びだと思います。梶は文句ないハイスペックイケメンなのにどこか昭和の香りがする「オカン」なとこが好き。近森は、読者に漏れてくる心境が極力抑えられてるのがうまいなぁと思いました。近森が「恋」してるサインをほのかに受け取れるのは読者だけ（あと小鹿）、この控えめさが告白シーンの切なさを際立たせる。ブロッコリーおじさんとか、巻末エロ可愛いすぎなオマケとか、ほんとにいろんな方面で楽しめました。ただ、寝読書にするには本は重すぎた。

川唯先生の新刊と言うことで躊躇なく購入しました！価格は高いですがページ数の多さに中身の濃さか比例していて損は全くなし！中だるみもありません。天然人たらしで頼れる(シェフには特に甘い)ソムリエ梶くん×料理は天才的だがそれ以外は…な横暴シェフ近森(実はドM)。普段は横暴で凶暴な近森のふとした時の照れた表情やしょぼんと拗ねた所、健気な行動に胸キュンです。梶くんは天然でかっこいいことやってくるので心臓に悪い…(ごちそうさまです)そして意識してからのグイグイ感とSへの目覚めかけにドキドキします。川唯先生の描く男前最高です！直接的な恋愛要素は後半も後半になってからなのになぜか物足りなさはあまりなく（二人のラブイチャはもっと見たかったけど…）二人がすれ違うシーンでは切なさに奥歯がジーンとしました。二度目ですが二人のラブラブとエロがもっと見たいです〜〜！

普通にドラマとして成立するぐらい完成度の高いビストロでのストーリー…あとがきにもあったけど、4年以描けなくなってたとのこと。そりゃ描けなくもなるでしょ、こんなに完成度高いのを求めてれば！例えばよくある高校生の話や家族の話、緻密な取材や知識は不要ですよね？でもこの作家さんはリアリティーを求めて取材と下調べをしているだろうことが作中からうかがい知れます。BLとしては最後らへんにちょっと絡んでくるぐらいなので、ガッツリエロ系求めてる人には合わないかも。でも読みごたえあるしっかりしたストーリーが読みたい人にはオススメ