レビュー一覧

文章はぐいぐいと先を読ませるものでとてもよかったけど、タイトルとあらすじ、帯が本文と全然合ってないのがもったいない。読みきった後に、タイトルとあらすじを見返すと、そんな内容あったっけ？と思った。ヒロインが溺愛される本がお好きな方はガッカリすると思います。物語としてしっかりした本だけに、そのあたりがもったいなく残念です。

一希の態度と千夜子に、イライラしながら読みました。これが、恋愛物として取り扱われていいのかと、言う位。

少年期から洗脳されてたとはいえ、あれほど周囲の人が「あの女秘書はダメ」と言っているのに全く耳を貸さず、疑問も持たず、自分で調査することもなく女秘書の言い分だけを信じ続け、ヒロインを傷つけ続けるヒーロー。巨大企業の経営者とは思えない。こんな人が社長の 会社なんて潰れるでしょ、と思いました。狡猾に立ち回る秘書にやられっぱなしのヒロインにもイライラ。何回も同じようにやられてヒーローに責められてるのに、少しも対抗措置考えないとかバカなの?と。お話の推進力はすごくあって、イライラしたりブルーな気分になりながらも最後までやめられませんでした。内容紹介にあるような『溺愛』って、どこ?って感じです。あの文章に惹かれて読んだ人には有り得ないストーリーだと思います。

レビューの低さが気になり、購入。思いのほか面白いストーリーで一気に読めた。最後のハピエンまで時間をかけているのも良い。かなりじれじれも味わえる。面白かった。エロはない。

はじめ一希は嫌な奴でした。よんでてイライラもあって最後うまくいかないかなと思ったりもしました。話が気になるから読み続けたくなりましたね。続編があればいいのに。

終盤近くまですれ違いが続きます。ドアマットヒロインというのかコレが、と変なところで納得しました。終盤の種明かしや、周りの人々の意外な深層心理など、その描き方や作り込みはすごいなぁと思いましたが、やはり、ヒロインが痛々しいのがとにかく辛かったです。終盤になるとヒーローも事情があるのがわかるのですが、とにかく、事情が分かるまでのヒーローのヒロインにたいする態度がひどすぎ。溺愛とか愛してやまないとかとはちょっと違う話。ちなみに、最後は穏やかなハピエンです。

一気読みしてしまいました。続編のさらに続編が読みたいです。

前半はギスギスしていて後半は理由が分かってきますが、現実的ではなくて残念でした。タイトルの溺愛部分が全く無い内容で、私的にはレンタル代もったいないなぁです。

えっと…ジャンルは恋愛小説ですよね？表紙のイラストやタイトルに騙された気分です。内容も甘々やドキドキは皆無、読んでいてイライラしました。読み返す事はないでしょう。

隠された事実のドラマ性はなかなかでした。信憑性や現実味のなさが気になるものの、この設定だからこその展開があるのが分かりました。ペンの力というか、描写の的確さ、緻密さがある作家さんなのでしょう。引き込まれる瞬間がありました。