レビュー一覧

一言で言えばデルウハのピンチをニヤニヤする漫画？ハントレスの女の子達もそれぞれ個性が強く、感情的に行動して読者のストレスとピンチを招くけれども、それはデルウハが解決する。解決の仕方が倫理的にアウトで、その感情を利用する悪魔的方法だったりするのでデルウハに対して悪感情を抱いたりするけれども、策謀外の要因で本人も窮地に陥る。そうなるとそれはそれでデルウハが気の毒ですらある。個人的にはデルウハはとても好き論理的思考を持ち戦闘能力も高く有能な指揮官であり、行動原理は一貫して「食の維持」。感情が全くないわけではないが行動は合理性に基づき私怨などはない。ここだけみればヒーロー的ですらある。ただ、目的の障害となるものは即排除にかかる。何をしてでも。

別アプリでなんとなく読み出しましたが、かなり当たりでした。 あらすじと現在のサンプル分で大体の世界観は分かると思いますが、主人公が殺しまくっているのは「死後一時間前の無傷の身体と記憶に戻る」という特性を持つ、研究所が造り上げたイペリット退治特化型の少女達です。 彼女達はイペリットに唯一対抗出来る兵士ですが、現在少数で、それぞれかなり癖があり協調性がありません。それを危惧していた研究所所長に対し、元軍人の主人公が衣食住を提供してくれるなら、と彼女達を「完璧」な兵士として調教していく物語です。 主人公は決して殺害が好きな訳ではなく、あくまで合理性重視で彼女らや自分との仲が不穏になれば躊躇なく殺し、記憶を消して関係を調整していきます。 読者からすれば「こいつが今言うこと聞いてくれたら話がスムーズなのになあ」というジレンマを最速で叶えてくれるので、個人的にはとてもストレスフリーに読めます。また、主人公への読者のヘイトは彼が少女達を殺害する際のてんやわんやでかなり軽減されています。 ただこの主人公は本当に倫理観度外視なので、情緒的な話が好きな方は初手で嫌悪感があるかもしれません。 それでも勿論少なからず良識のあるキャラも居ますので、ぜひ読んで頂けたら嬉しいです。

はは、こりゃ面白い。アニメ化は難しいかもだけど。それぞれのキャラに魅力がある。あとサイコパスとかソシオパスとかそんなのではなくて、本当に合理性マックスなんだと思う。言葉であれこれいうのは勝手に言えるんだけど、読んでみれば意外と殺しながら積み重ねをしている。相手が蘇生するからできる積み重ね。普通は死んだら遮断されるからね。そして内容の割に爽快感のある読後感。期待大です。

4巻まで読みました。正直評価が難しい作品です。なぜなら主人公のデルウハがクソクソクソ悪魔だからです。人類の脅威イペリットという巨大生物との戦いというと、たいていが人類を圧倒する力を持つ生物に人類がどう知恵を振り絞り団結し立ち向かうか？というストーリーが展開されます。が、進撃の巨人という圧倒的巨大作品がある以上このお話はそこで勝負してません。なぜなら主人公が正義でも何でもないクソクソクソ悪魔だからです。この他に類を見ないキャラクター造形をしたことで人類VSイペリットという単純な構造から一ひねりも二ひねりも加えられるのはうまいやり方だと思います。ただ、その分単純に主人公に共感して「頑張れー！」と思えません。主人公は異常者で、彼とハントレスという不死身の少女たちがどうなっていくのか？どう決着するのか？この辺りが非常に気になります。はっきりいって主人公を好きにはなれないし、応援できない。でも話はよくできているし面白いです。なので☆３つです。

なんだこの話は！！凄く面白かった！主人公は読み手によって賛否別れそうだけど、理にかなった行動をするからイライラしない。仮に主人公が苦悩しながら少女を殺していたら、もっとどろどろした後味の悪い話になると思う。生きるために最善の行動をおこし、能動的に動く主人公は個人的にはかなり好きだった。少女達が戦闘能力以外年相応で、迂闊なのも可愛い！！久しぶりに続きが気になる漫画を見つけた。

とても面白い！続きが気になります！絵のタッチも迫力がありつつ繊細ですごく綺麗です

なかなかユニークな世界観です。とても切ないですが。今後の展開が楽しみです。

究極の目的思考でマネジメントとアクションを繰り返し、モーションでやってることに対して、ちゃんとその通りの表情をしている主人公に好感が持てます。

とにかく合理的な主人公と感情的過ぎるキャラ達との関わり方が面白いです。設定としては人類存続が絶望的なんですけど、それを忘れるくらい（いろんな意味で）強烈な考え方するなあ、と。

よくもまあ次々と色んな展開を思いつくなあ、と作者さまに尊敬の念。極めてオリジナリティの高い作品。どんな結末になるのか想像もつかない。