レビュー一覧

鬼とトラウマを抱えた人間の話。中田先生らしく、絵は安定していて隙もなく上手い、読んでいても絵が崩れて萎えるとか変な所に意識を持っていかれることがないので気持ち良い読了感。でも心に刺さったり、引き込まれるまでいないんだよなぁ。中田先生の作品はそこがいつも勿体なくて勿体なくて仕方ない。今作も読み返す事は暫くない感じ、かな。たまーに思い出したら読み返す、かも。心を鷲掴みにされるお話を期待するなら不向きかと。あーー、本当に絵はお上手なだけに本当に勿体ない！！

人外物大好き、中田センセの絵、もう大大大好き。　な・の・に･･･せっかくの人物設定が、いつもの軽〜いノリと変わらずに、ひたすら可愛いだけで話しが進み、鬼との物語だぞ、なんの憂いも焦燥もないんかいという肩透かし。。。大好きな作家さんなんですが、ちょいとコレは物足りないかな。

相も変わらず絵が良いーーーーーー！100年も生きててどうしてそんなにピュアなんだい好き。

鬼、神様、妖怪などの人型人外が大好き。この先生の作品過去２作読んでてどちらも内容が薄くていまいちハマれてなかったんですが、人型人外モノが好き過ぎて買ってしまった。結果やっぱり薄い、、、。寿命の違いってこのジャンルには付きものですが、「わかんなーい。一緒に考えてこ！」みたいなノリで解決策無し。パパ鬼が過去に助けたカップルの子孫が出てきて、何で男同士なのに子孫？ってなるんですが「なんでだろーねー」程度で流す。作者さん、うまい理由が思い付かなかったのかなぁ。というわけで今作もやっぱり全体的に薄い。読み返しはしないかも。

私には当たり外れのある作家さんかなぁ。人外ファンタジーは初めてなのでは？元気な蓮とトラウマのせいにするには若過ぎる世捨て人みたいな京のほのぼのファンタジー。鬼の神秘性がもう少し欲しかったかも。幼馴染みの存在もちょっと中途半端な感じ。蓮の親鬼？の方が好みだった。

登場人物のキャラが良かったです！表題作カプをもう少し見ていたかったです。どっちの話しも楽しめました。

相変わらず綺麗な絵でした。最後の「まさかな」、個人的解釈としては「偶然だと思っていたけど、この出会いはシノに仕組まれたものだったんでは？」という疑問へのセルフツッコミとして受け取りました。一人がつまらないって言って、気まぐれに作った息子には夢を食べる方法ではなく精を取る方法を教えたこと。お椀を持ち出した生け贄の彼がすぐにそれを忘れてしまったこと。……蓮を「命を分け与えた分身」と捉えたら、もしかしたら、このお話はシノのひそやかな願い成就の物語だったりして。生け贄の彼、シノのツノは見えてませんでしたしね。

いきなりから続編希望です。父鬼シノのお話などは長く生きてりゃたくさんありそうだし、京の幼なじみの寺の息子にも何か出会いが欲しい。子供の頃シノに呼ばれたのも一緒だったし、京と同じく力があるみたいだし。今回も作者さん買いでしたが、いつもと毛色が違う話なのでサンプル見てしばらく後回しにしちゃってました。でもあかるく軽めの人外物もこれはこれで良かったです。私的にはこの程度がBLには丁度良いです。

作者買いです。この方の描かれるイケメンが本当に好きです。本作の、ロン毛の鬼は親子でドンピシャでした。お父さんのお話も読んでみたいです。

作者さんの絵が好きで購入。鬼の蓮とトラウマ持ちの人間の京。蓮の糧が人間の性って事ですんなりエチに入るし、なんだかお話もすんなり終わってしまう感じで少し物足りなかったです。