レビュー一覧

面白く、恐ろしい。主人公（のひとり？）は母親に静かに虐待されているのですが、しみじみと、親は親でも子を平気でこういうふうに扱う親って本当にいるなぁと思います。今の世の中は親に期待しすぎかなとも。しかしだからといって虐待していいわけではありません。この本は、そんな家庭に恵まれない（というと非常に陳腐ですが）子と、その子を弟子にした魔法使いの話です。どうやらその魔法使いの稼業もよろしい仕事ではないようですが、これから見られるのでしょう（だから1巻と名前がついているのですよね！？）。楽しみにしています。草間さんは本当にハズレがない。次はどんな話を見せてくださるのでしょうか

久しぶりにキター！という感じの作品です。あとがきにあるように、元は2000年から同人誌で描いていたマニアックな作品のリメイクだそうです。同人誌版はもっとアングラな感じなんだろうなと思いますが、現代ファンタジーまたはファンタジーホラーというジャンルになるでしょうか。実母に虐待を受ける少年と、その少年を弟子にする魔法使いの男の話なんですが、設定は現代日本です。魔法使いと言ってもマントをかぶってたり呪文を唱えたりするわけではなく、一見みんな普通なんです。そこが妙にリアルで怖い。虐待やトラウマで幼少期に心に闇を作ってしまった者はみな魔法使い（異端者・非人間）になる。そんなことを考えるとちょっとゾッとしたりしますが、草間さんならではのユーモアもあってグイグイ話に引き込まれていきます。早く続きが読みたいです！

独特な世界観で一巻ではなかなかまだ人間関係に謎が多い、少しづつしか話が進まないので続巻が長くなってからまとめて読んで世界観にどっぷりはまるほうが面白いかなと

作者さんが好きで買いました。子供が出て来るお話って案外イライラさせられてあまり得意ではないのですが、このお話の弟子の男の子はとても可愛くてあっという間に２巻を読みきってしまいました。まだ魔法使い協会？の事情など分からない部分が多いですが、面白くて続きがとても気になります。

弟子君がかわいかったです。魔法使いと出会って一緒に生活して、元気で賢くて、でも暗い気持ちも持ってて。これからもいっぱい色んな気持ちを見せて欲しいです。1回目より2回目、3回目と。読み返して『あ、そう言う事だったんだ』って、少しずつ分かる小さな発見もありました。次のお話が楽しみです。

子どもの瑞々しい成長譚かと思いきや、棘がしっかりあるので、続刊が出てもすぐには手が出ないです。心の準備ができてるときに‥

不思議な世界観です。日常に非日常が紛れ込むのはよくある話なんですが、何かずっと梅雨の中にいるような湿っぽさと言うか霞んだ感じと言うか、そんな世界です。続きが楽しみです。

そこまで期待せずに読んでみましたが、おもしろかったです！続きが気になりますね。

魔法に関する設定が妙に現実的なので、ベタベタなファンタジーが苦手な人でも読めるかなと思いました。私はすごく好きで、続きが気になります。

BLだと思ってい読み始めたのですが、そうではなかったですね。（1巻のみ読みました。）魔法使い、弟子、虐待、人殺しなど、世界の違うヤバイ感満載です。どうなっていくのか、ハラハラしながら、でも、楽しみです。