レビュー一覧

現実の人間の人生が童話と交錯し、非常に面白い構成になっています。絵も綺麗でかわいいですし、読み応えがあります。つい上下、読んでしまいました。悲しいお話でもラストにささやかな救いがあるのが良いです。小野さんは画力がしっかりされているので、安心して読めます。

小野双葉先生のマンガはみんな好きですけど、この一本は特別です。かわいくてちょっと残酷な、さまよえるおばあちゃんと、哀しい女たちのストーリィ、そしてそれを取り巻く男たちの無力な優しさに胸が締め付けられそうになります。先生の作品に登場する老婆は、自分の祖母をモデルにしているそうで、愛を感じました。おすすめ。

借りて良かったと思える作品とちでした。簡潔にいうと、哀しい女の人達をお茶目なお婆さんが童話で救うという話です。童話好きだしこういう話好きなのでとても良かったです。

すごく楽しめました。哀しい女の匂いをかぎつけて最終的には幸せにしてあげる老婆のお話なのですが、その哀しい女たちっていうのが本当に現代にもいそうな感じで妙にリアルで感情移入できて面白かったです。お話全てが面白くてハズレがなかったので満足です♪私は特に表題作の【毛皮を着た猫】と、老婆のお話の【瞳はダイヤモンド】がとても悲しくて感動しました。

エログロが過ぎず、よみやすい。なんといっても絵がきれいでかわいい！

最後のヤギはいらなかったな。子供が見に来てあせったわ

片目の老女が息子を探す話ですが、それぞれ味わいがあってよかったです。結局親子会えずじまいなのが残念でした。ページの都合で入れたと思われる下巻ラストの七匹の子やぎの話は児童ポルノじみていて嫌です。アレは収録しないで欲しかったです。

てっきり怖い話かと思ったら、人生を語るような話を集めた短編集でした。すべて読み切りなので、短編が好きな人にはおススメです。

「毛皮を着た猫？当然じゃないの？」というつっこみをいれながら読み始めたらおもしろかったです。「毛皮を着た猫」もおもしろかったです。ただ、最後の羊は何かな？私にはおもしろくなくて不快なタイプのエロも交じってて、全体のテーマとも関係なくそこまでの読後感が台無しに。なんで作者さんはこれをこの作品の最後にいれたのか、ということが一番気になりました。

おもしろーい。マザー最高( *´艸｀)さいごの狼と七匹のこやぎは一体…。