レビュー一覧

悪い人は出てこなくて、穏やかで素敵な話です。文弥とレオナール以外の登場人物も出てきますが、主に二人の心の移り変わりがメインとなっている気がします。絵が可愛らしく、ストーリーの中の時の流れもゆったりとしていて、癒されました。もうちょっと、この世界浸りたいな・・と思いましたが、下手にダラダラと話を書かない方が余韻を楽しめていいかもしれないと思いました。あぁ、でも少し、その後の話も読んでみたい！！（笑）

とある外国の街で、向かい同士に住む二人が窓越しに恋をする。じんわりほっこりラブです。エロくはないです。ピュアなBLを読みたくなったときにオススメ。シリアスなテーマはあるものの、絵柄とお話はわりとあっさりめ。チケ分は充分楽しめましたが、ページ数のわりに物足りなかったです。攻め君の仕事とか、フォトフレームの中身とか、伏線を回収しそびれた感じが…。アップグレードはしません。

ストーリーがどうキャラがどうより、この作品に流れている緩やかな空気に浸っているのがただただ心地よい。おそらく感性が合ったのでしょうが、無期限にして正解でした。穏やかな心持になりたい時に度々読み返しては浸っています。彼らのその後が見てみたい気はしますが、この後ろ髪引かれるような感覚もこの作品の良さかもしれません。最後の微エロだけがちょっと残念。BLだからやっぱりこういうシーンは必要だよねってだけで入れたんじゃと勘繰りたくなり、いっそのこともっとぼかしたものか無しでも良かったというのが正直な感想です。

主人公の笑えないとか自分の居場所云々も重い感じはなく、恋に落ちてしまった時のキュンとする感じを楽しめる話でした。生々しい雰囲気がない話だったので、最後に軽くエロがあったのはちょっと違和感がありました。

絵はキレイ。話はさらっと流れていく感じで後に残るものがない。100円キャンペーンで借りたのでオマケして★3ですが、通常レンタルだったら物足りなく（というかチケが勿体なく）感じたと思う。辛口すみません。

三作品の中で一番好き。どれも雰囲気作品で、こう…疑問点やフラグや背景や設定が回収されていない、説明されていない系のものでニッチな作風だと思います。この作品を最後に読んだのですが、一番気に入りました。甘酸っぱい詩的な感じが素敵でした。とはいえ日本の友人のアレコレが主人公にどんな意味を持たせたのかと考えるとページ数ほどなかったかなと思ったり。独白が多いのともって回った言い方が多いので初見はアッサリに思いましたが、一つ一つ気持ちを追うように読むとなかなかオシャレだと思いました。

透明感あふれる絵柄と雰囲気がオシャレ。詩的でハッとする印象的なシーンがあるのに、それがのちに生きてこないというか…回収されない伏線も多数あり気になった。日本での土台がもう少し詳細に描かれると、フミヤが抱える哀切や寂しさに寄り添えたのかも。

レオナールとフミヤの二人の間を流れる時間、景色が素敵で、ゆっくりした話を読みたい時にオススメです。

可もなく不可もなく…といった感じで、サラッと読めるお話でした

穏やかでゆっくり進むお話です。海外の生活がリアルだったので、へぇと思いながら読みました。