レビュー一覧

この作家さんがとても好きなのですが、この本は単純につまらないです。何のネタも起伏もないです。あとBLは自分の想定した受け攻めが違うと萎えるので最初に言っておくと、表紙の背の高い先生の方が受けです。

王道のBLです。青春期の細やかな恋愛が綺麗に描かれています。淡々とした中に夏の情緒があって、すごくいいと思います（夏に販売したほうがいいなとは思いますが）。時間の経過で現れてく互いの気持ちと言うのもいいと思います。この作家さんらしい抒情的な作品です。終わりに別の短編が一本。こちらは受けがあまり好きになれませんでした……

うーん。この先生、もしかしてだけど大人モノに向いてないのかも。成長痛や放課後の不純は面白かったけど、小説家の話とかはイマイチ、という人には不向き。話も、学生時代の話はいい感じなのに、大人になったらびっくりするくらい拍子抜けにくっつくので、別にこじれる前に付き合っちゃえばよかったじゃん！！！とツッコミを入れてしまいました。特に先生！！告白も、バツイチになっちゃったしー、お前も彼女いるみたいだしもういいか、正直に言っちゃえ。の様に感じてしまい、なんか狡いなという感じ。後半のお話入れなくていいからまるっと表題作で、大人になってから距離が近づくまでをもっとしっかり描いて欲しかった。

う〜ん、この作者様の作品はかなり購入していますが、今振り返ると、どれもキャラクターが同じ顔なんですね。一堂に会したら絶対に誰が誰だか分からなそうだ…。さて本作品ですが…嫌いじゃないんですけど…イマイチでした。ストーリーもよくあるような話でしたし、何より攻めの高校生の気持ちは丁寧に描かれているのに比べ、先生の気持ちはほとんど書かれていないので、先生が何を考えているのかもよく分からないし、数年後に実は以前から好きだったみたいなことを言いますが、攻めのどういうところに牽かれていたのか、なんのエピソードもなかったため、言葉に説得力がありませんでした。ただ、作者様の作品に共通する、さらさらと流れる川のようなこの雰囲気は大好きです。

表題作は大事件が起こるわけでもなく、悪くいうと起伏がない平坦な話とも言えますが、この作家さんの作品特有ののんびりまったりした雰囲気は変わらずで面白く読ませて頂きました(同作家さんの[成長痛]と既視感があります)。たださらりと描かれて過ぎているとも思うので、もう少し教師と生徒、男同士の葛藤みたいなものがあると良かったです。表題作とは別に短編がひとつ入っていますが、こちらはキャラクターは良かったのですが([小説家と家政婦]と似ているかな？)急な展開で感情移入出来ず...だったのが残念です。今Renta!さんで取り扱っている同作家さんの作品は全て読んでいますが、少しキャラクターや設定などがマンネリ化しているように感じます。様式美とも言えますが、次回作はいつもとは違う作品も読んでみたいです。とはいえ、この作家さんのファンであれば読んで損はないかな？と思える作品です。48時間チケットがあるといいですね。

お気に入りの作家さんの、久しぶりの作品だっので、即買いでした。この作家さんらしい『柔らかさ』というか、『清涼感』があって、「そ〜そ〜この感じ〜ww」と満足したので、星５つにしてます。日常のありふれた風景や、ちょっとした変化を丁寧に描いているとこが好きですね。

作者買いしました。他の方の意見にもありますが、成長痛や放課後の不純は日常を丁寧にすくい取った作者の魅力が感じられましたが、この作品はなんだかダラダラと話がすぎて行くような感じがしてイマイチでした。作者買いの難しさが分かった作品です。

作家買いをやめるキッカケになった作品。どうにも魅力を感じられませんでした。

表題作は学生の頃はフッた割には再開後はアッサリくっついて物足りないです。絵も綺麗ですがあまり人物の描きわけが得意でないのかな…。サラッとした絵柄にのんびりした雰囲気は、夏の終わりっぽいこのお話にあっていると思いました。

よ、よかったです〜！！！　やっぱりこの作家さんは、学生なんだっ！って思えてしまうくらい学生生活を描くのが巧いと思います。表題作は、時間の経過と大人と子供の考え方の違いがよく表されていて、読んでいて幸せなラストでした。（先生、よかったね！）もうひとつは、少し展開が早かったかな？とも思いましたが、まぁお楽しみな感じで良いかと。この透明感・空気感は、なかなか簡単に表現できるものではないので、何度も味わいたくなります。毎回作家さん買いですが、似た感じのキャラでも、作品によってちゃんと見分けられて個性があるのも素晴らしい。